エキスパンドメタル
鋼板に刃型を用いて千鳥配列の切延方法で網目を形成して製造する商品です。
ア−トメタル
エキスパンドメタルと製造方法はほぼ同じですが、比較的板厚が薄く網目(菱目)が
小さい製品を呼称します。(JIS外品)
マイクロメッシュ
ア−トメタルよりもさらに板厚が薄く網目(菱目)が小さい製品を呼称します。(JIS外品)
ラス(メタルラス他)
中には菱形でない形状の製品も多々あるが、エキスパンドメタルに比べ、網目が同等
でも、板厚がかなり薄い製品をさす。モルタル施工時の強化やひび割れ防止に使用。
当社での取り扱いは基本的に致しておりません。
鉄製エキスパンドメタル
基本的にJISで定められた規格
エキスパンドメタルのJIS規格
鉄製エキスパンドメタル JIS G 3351
フラット製品
通常のエキスパンドメタル製品を圧延ロ−ルで突起をフラットにした製品です。
フラットな板に菱形の穴をあけたような状態になります。菱目が変わります。
SW(SWD)
菱目メッシュ短目方向の中心間距離
SW(SWD)の許容差
±5%
SWO:短目開口部。
LW(LWD)
菱目メッシュ長目方向の中心間距離
LW(LWD)の許容差
±2mm
LWO:長目開口部。
S
菱目SW方向製品寸法
L
菱目LW方向製品寸法
T
板厚。エキスパンドメタル加工前の素材の板の厚み。
T(板厚)の許容差
鋼板のJISに示す値(JIS G 3131)
W
刻み幅。金型で菱形(亀甲)の網目を刻んでいく幅。
W(刻み幅)の許容差
±5%
D
全厚。エキスパンドメタルを床面に置いた時の厚み。
B
ボンドの長さ
材質(鉄の場合)
鉄製エキスパンドメタルに使用する原板は、JIS G3551(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)の
1種(SPHC)を標準としています。SS400では加工不可です。
ボンド切断
網目(菱目)に合わせたボンド部でのL寸法での切断。
フルメッシュ
網目に合わせたボンド部でのS寸法の切断。
ブツ切り(乱切断)
網目(菱目)に関係なく寸法重視で切断する事。
フラット加工
凹凸のあるエキスパンドメタルを圧延ロ−ルで強制的につぶしてフラットな
板状にする事。寸法的に網目や寸法が均一にならない為JIS外品となる。
元板材料基準
使用原板の材質は、JIS G3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯の1種)(SPHC)
及びJIS G3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯の1種)を標準とします。
許容差
Lの許容差 +25mm −0 Sの許容差 +25mm −0
あらかじめ特約されたものを除く
重量計算法
エキスパンドメタルの単位重量=鋼板の単位重量/引伸率
(引伸率はSWの1/2を刻み巾Wで除したもの)
XS
スタンダードタイプは、軽量、堅牢で、取り扱い施工が容易であり、
通光、通気性を持っており、コストに優位な隔壁として、優れた特性
を認められております。
XG
グレーティングタイプは軽くて堅牢、耐火性があり、施工も簡単で価格、
維持費ともに経済的です。網目のエッジが歩行者の靴底を保持しますので、
工場や高架建物の歩廊あるいは踏み板として最適な材料です。
しかも日光や空気の流通を妨げませんから室内を明るい健康的な環境に保ちます。